従来に比べると、教育者の質が落ちていると言われている話があります。
よく言われる話としては、学校内での教育者が、サラリーマン化している話が挙げられるでしょう。
サラリーマン化とは、子供への教育が事務的な処理をする様子であり、リスクを背負ってまで新たな取り組みにも消極的な様子です。
自分が与えられた内容を、最低限行う先生方が増えているとされているのです。
そのため、知識さえ教えれば良い風潮も高くなりやすく、子供の心の成長が疎かにもなりかねないでしょう。
従来の先生方の中には、プライベートの時間を削ってでも、地域とのコミュニケーションを積極的に行っていた先生方も沢山いました。
そのため、地域の社会からは、頼もしい先生として、評価を受けやすかった時代もあったのです。
近年、ある一部の先生による子供への体罰などを背景に、社会が先生方に対して、きつく監視をする姿が増えています。
先生方からすれば、狼の目で監視されている様な環境であり、全てとは言い切れませんが、地域との関わりに対しての積極性が失われているのです。
教育者の質を高めるには、社会が先生がたを高く評価する環境も必要であり、教育問題は、社会全体で考えなければならない問題でもあるでしょう。